ゆうべ、夢をみた。 1番華爛漫な時期。 この世の春だと思っていた。
1番尊敬していた人。 1番仲がいいと思っていた友人。 共に囲む外での食事は何事にも換えられないほど、かけがえがない時間だった。
目が覚めると、なまぬるい涙で頬が濡れていた。 どうして失ってしまったのだろう。 何度も自分を責めて、非日常にはもう焦がれないと今一度心に誓う。 平凡な日常こそすべてだと前を見る。